手法 その1

説明の前に、以下の記事の内容は、元本や利益を保証するものではありません。
リスク等を十分にご理解の上、ご自身の判断にて取引を行うようお願いいたします。

では、説明に入ります。

ここではMT4に標準搭載されているインジケーターを利用した手法を記述します。

使用するインジケーター

1.CCI(Commodity Channel Index)
2.Envelopes
3.ZIGZAG
以上の3つです。

各種設定

各インジケーターの設定は以下の通りです。
1.CCI
期間14、レベル設定 230/-230
2.Envelopes
期間14、偏差0.05%
3.ZIGZAG そのまま

トレードルール

1分足に表示させ、CCIが230、または-230を超えたら、次の00秒で1分エントリーします。
230を超えたらロー、-230を超えたらハイエントリーです。
但し、Envelopesをタッチしていなければ、エントリーは見送ります。

もし負けた場合は、次の足でマーチンを1回だけ行います。

トレードルールとしては以上です。
(ZIGZAGの使用方法につきましては、下記「あると便利な無料インジケーター」の中で説明します)

とても簡単な手法で、しかも比較的チャンスも多めですが、その分、ダマシも多く、さらにマーチンを1回行うことがデメリットです。

CCIは相場に勢いがあるときは設定した230ラインを簡単に超えてしまい、勢いが続くと全く反転しません。
ここで、マーチンを2回、3回と続けてしまうと、あっという間に資金が枯渇してしまいます。

マーチンを行う場合は必ず「1回だけ」というルールを守ってください。
実は、この手法、マーチン2回行うと勝率がかなり上がります。
ただ、2回行って負けた場合の損失は結構大きくなりますので、取り返すのがかなり大変です。

具体例を出すと、
エントリー額が10,000円とした場合、次のマーチンは倍額の20,000円。
ここで負けた場合は30,000円ですが、もう一回マーチンを行った場合、20,000円の倍額なので40,000円。
これで負けると、10,000円+20,000円+40,000円 = 70,000円となってしまいます。
この額を取り返すためには、8連勝(ペイアウト率 1.90とした場合)しないと取り返すことができません。

マーチンを繰り返すより、次のチャンスを待ちましょう。

実例

上記チャートはドル円の1分足です。ちょっと見難いですが、ローソク足に色がついているところがCCiの230を超えたところです。水色は230ライン、オレンジ色は-230ラインです。
(下記に紹介している「あると便利な無料インジケーター」で紹介している「CCI Custom Candles」を使用しています)

①水色のローソク足ですので、次の足で1分ハイエントリーしますが、陽線が出現しているため負け。その次のローソク足でマーチンを行い勝っています。

②オレンジ色のローソク足ですので、-230を超えたところです。1本目のオレンジ色はEnvelopesに当たっていませんのでエントリーは見送りです。次の足はEnvelopesを突き抜けましたので、1分のハイエントリーを行います。
無事勝利です。

③オレンジ色のローソク足ですので、-230ラインを超えましたが、Enveolpesに当たっていませんので、エントリーは見送ります。 もしエントリーした場合は勝っていますが、ルールはルールですので守りましょう。

次のチャートは負けパターンです。要注意。

①水色のローソク足が出現しています。Envelopesも突き抜けていますので、次の足でローエントリーします。ところが上昇してしまったため、さらに次の足でマーチンを仕掛けローエントリーしますが、結局負けてしまいました。その次の足では陰線が出現していますのでエントリーしていれば勝ちですが、上述で記載の通り、マーチン2回目は負けた場合の損失が多額になってしまいますので、止めましょう。

②オレンジ色のローソク足が出現していますので、CCIは-230を超えました。Envelopesも突き抜けていますので、次の足でハイエントリーします。無事勝利。

③上記①と全く同じパターンです。要注意。

④こちらは無事勝利のパターン。ただローソク足の大きさが小さいので、あまり動いていなかったようです。この場合、エントリータイミング次第では負けている可能性もありますので注意が必要です。
もし負けた場合、次のローソク足でマーチンしていたら、らに負けてしまっていますので、損失拡大していることになります。 エントリータイミングが悪くて負けた場合もマーチンは見送るようにしましょう。
まあ、勝つこともありますのでエントリーしておけばよかったと思ってしまうかもしれませんが、一度良い思いをしてしまうとクセになりますので、ルールはルールと決めて負けを認めることも大切なことと思います。

あると便利な無料インジケーター

このCCIによる手法ですが、以下のインジケーターがあると とてもトレードが行いやすくなりますので、ここでご紹介いたします。
尚、これらインジケーターには、それぞれ製作者様がおり、当方は特に掲載許可を頂いているわけではありませんので、インジケーターの名前だけ掲載します。
恐れ入りますが、グーグル検索などで探してみてください。

Multi symbols cci

このインジケーターは、多くの通貨ペアを同時に監視できるツールで、今回の手法においてはとても便利です。
ハイローの1分ターボにおける通貨ペアは全部で7通貨ペアになりますが、それらを表示させることで、それぞれの通貨ペアが現状どのような状況にあるかを一目で確認できます。
どの通貨ペアがもうすぐ230ラインに到達しそうと予測できますので、その時点でハイローの取引画面をその通貨ペアにセッティングして、あとは到達するまで待つだけという感じで使えますので、エントリー時に慌てることが少なくなるでしょう。

CCI Custom Candles

このインジケーターは、CCIの数値が指定した数値を超えるとローソク足の色が変わって教えてくれるというものです。複数の通貨ペアを監視しているとサブチャートの画面は小さいので、CCIの状況が分かり難いですが、ローソク足の色が変わることで、設定数値に到達したことが一目で分かりますので、確認しやすくなります。
(上記の「実例」で使用しているチャート図の色がついている部分は、このインジケーターを使用しています)

CCI nrp arrows alerts mtf

このインジケーターは、CCIの数値が指定した数値を超えるとアラートで教えてくれます。チャートから離れなければならない時など、アラートで教えてくれるので便利です。
音が鳴るようにしておけば、チャンスを待っている間はスマホに目を向けていてもアラートで教えてくれるので、エントリーチャンスを逃すことが少なくなります。
とはいえ、結構慌ててしまいますので、この使い方はあまりおススメできませんが…。

zigzagtriad-mtf+alerts 2
(上記に記載のZigzagの使い方になります)

ジグザグを使ってサポレジラインを自動で引いてくれます。
上記で紹介している手法のEnvelopesだけでなく、このジグザグをエントリーするか否かの判断に使用することにより、チャンスが多くなります。

直近の抵抗やサポートになるところを簡易に教えてくれるので、そこでエントリーするか否かの判断に利用できます。
事前にチャートにサポレジラインを自分で引ければ良いのですが、複数通貨ペアを同時監視していると、なかなか難しいですよね。さらにこのインジはマルチタイムに対応していますので、上位足のサポレジを引くことも可能です。1分足チャートでは信ぴょう性が低いと思うのなら5分足対応のサポレジを1分足チャートに引くこともできます。
チャンスが来たときにエントリーするかしないかの判断材料の一つとしておススメのインジケーターです。
因みに自分はこのインジを知らない時は、Zigzagだけで判断していましたが、ちょっと分かり難いので、このインジを導入してからはかなり楽なトレードができるようになりました。

同じような使い方ができるインジケーターとして、pivotやキリバンを表示するインジケーターも便利です。
特にpivotは、欧米の方々が参考にしていることもあり、ロンドン・ニューヨーク市場が開いている夜間にトレードされる方は、入れておいて損はないかと思います。

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