手法その2は、ADXを使用した逆張りトレードです。
パターンが1と2の2種類あり、パターン1は初心者向け、パターン2は中級者向けになります。
使用するインジケーター
1.ADX(Average Directional Movement Index)
2.一目均衡表
3.平均足(パターン2のみ使用)
4.ATR Channels
以上の4つです。
尚、上記4のATR ChannelsはMT4に標準搭載されておらず、独自で入手する必要があります。「ATRチャネル インジケーター」でグーグル検索すると出てきますので、そちらをご利用下さい。
設定
各インジケーターの設定は以下の通りです。
1.ADX
期間9、レベル設定 75
2.一目均衡表
雲のみ表示。
3.平均足はそのまま。
4.ATR Channels
Periods ATR 52、MA Periods 52、±1ATR 1.6、±2ATR 3.2、±3ATR 4.8
トレードルール
A. パターン1の場合
1分足に表示させ、ADXが75を超えたら、次の00秒で1分 or 2分の逆張りエントリーをします。
ADXの数値はオシレーターのように「上に行ったら買われ過ぎ、下に行ったら売られ過ぎ」ではなく、「上に行くほど勢いがある」ので、75ラインを突破した際に「下落方向ならハイエントリー」「上昇方向ならローエントリー」です。
その際、ATR Chanelsのバンド帯と一目均衡表の雲に気をつけてください。
ATR Chanelesが特に中央ラインや±1ATRバンド付近の場合はエントリーを見送ります。
±2ATRバンドを超えていること、できれば±3ATRバンドを突き抜けている状況が望ましいです。
但し、この条件であっても雲の中の場合は、エントリーを見送ります。
まあ、エントリーしても良いのですが、どうも雲の中では期待できる動きにならないことが多く感じられますので、見送るようにしています。
尚、判定時間を「1分にするか、2分にするか」ですが、できれば2分が望ましいです。
Bi-winningなら2分エントリーが選べるのですが、ハイローでは残念ながら選べません。
ハイローの場合は、1分エントリーし、負けたら諦めるか、次の足で1分マーチンをかけるかのどちらかになります。
因みに3分では?と思うかもしれませんが、自分の場合、3分だと負け越すことが多かったので、1分でエントリーしています。
まあ、トレードする時間帯によっては3分や5分が良いかもしれませんので、ご自身の行われるトレードの時間帯で(デモ口座を使用して)研究してみてください。
2分エントリー可能であることを前提にすると、個人的には、手法1のCCIを使用したトレードよりも、こちらの手法2のパターン1の方が、ダマシが少なくマーチンも行わないのでおススメですが、チャンスが滅法少ないのが難点です。1時間以上待ってもノーチャンスということはいくらでもありますので。
他の手法と併用してみたり、数値を変えてより良いところを見つけてみるなど、ご自身で研究してみてください。
B. パターン2の場合
ADXのサインが出現した後、トレンドが反転するのを待ってエントリーします。
例えば上昇トレンド中にサインが出現した場合、下降トレンドに変わるのを待って、その方向へエントリーするものです。
ポイントはADXのサイン出現時点で、ローソク足がATR Channelsの±2ATRバンドを超えていること、できれば±3ATRバンドを超えているのがベストです。
その時点で、一目均衡表の雲の中ならエントリーを見送りますし、雲がエントリーしようとしている方向に近い状態であってもエントリーを見送ります。
エントリータイミングは、平均足を使用して陰陽切り替わりのタイミングやATR Channelsの±2ATRバンドの内側に入るのを待ってエントリーしてみたり、サポレジや、場合によってはフィボナッチを引いてみたりしてエントリーしています。
また、エントリー時間はできるだけ長めが良く、ハイローのターボを利用するなら5分などが良いと思います。
こうして書くと、ちょっと簡単なようにも見えますが、実際にやってみると、ダマシにあって負けるパターンも多いのが実情です。
正直、何度もデモ口座で練習して、ローソク足の動きやチャートパターンなどから、エントリータイミングをうまく見つけてほしいと思います。
自分自身は、プライスアクションから判断することが多いのですが、上記のようにATR Channelsやサポレジ、雲などをうまく活用しながらトレードしています。
また、MACDを利用して、ダイバージェンスが発生したらエントリーすることもあります。
(MACDのダイバージェンスについては、下記「あると便利な無料インジケーター」の項もご参照下さい)
この手法はスキルがないと勝つのは難しいのですが、この手法で勝てるようになると、
①サイン出現後、エントリーするまで時間があるので、チャートに張り付かなくても大丈夫。
②他の手法、例えばこのサイトで紹介している「手法 その1」や「手法 その2のパターン1」などで負けた時、この手法で損失分をカバーできる可能性がある。
このように、時間的に余裕ができることで、他のことをしながらトレードできたり、1分トレードで損失が出てしまっても、この手法なら(マーチンを行わないので)ある程度 金額を上げて(上げたとしても口座資金の3%以内)エントリーすることで損失分をカバーできると考えれば、メンタルも安定してきます。
自分の場合ですが、以下に紹介している「あると便利な無料インジケーター」の「keys ADX」を使用して、プッシュ通知するように設定しています。こうするとスマホに入れているMT4に通知が入りますので、スマホを見ていても、エントリーチャンスを逃しません。
スマホでゲームやSNSしたり、Youtubeなどの動画を見ながらでも、通知が入ったらパソコンのチャートに戻ればよいので時間を有効活用することができます。
デモ口座を使って、スキルアップに励んでみてはいかがでしょうか。
あると便利な無料インジケーター
keys ADX
ADXが境界値を超えたところでアラートがなります。
今回の手法であればADXの数値が75ラインを突破するとアラートが鳴る仕組みです。
チャートから目を離していてもアラートで教えてくれるので、非常にありがたいです。
尚、このインジケーターを導入した場合、パラメータの入力項目の一番下にアラート条件があります。
ここの設定は「条件が揃った時点でアラート」にしておくと、上記パターン1の手法時には乗り遅れ回避に繋がります。
!!! MT4X XARDg HA
平均足とローソク足を切り替えることができます。
平均足は全体の流れを把握するにはとても便利なのですが、ローソク足の方が細かな動きが分かりやすいので、両方使えるとありがたいと思い探して見つけたものです。
通常はローソク足で、今回紹介した「手法 その2、パターン2」の場合は平均足に切り替えるという感じで使っています。
macd colors divergence mtf
名前の通り、MACDのダイバージェンスをサインで教えてくれるインジケーターです。
ダイバージェンスは自分でチャートを観察して見つけるものですが、このインジケーターを使用すればアラートで教えてくれますので、複数通貨ペアを監視している場合はとても助かります。
因みにですが、自分の場合は、Fast EMA Periodを8、Slow EMAを17、Signal SMAを9にパラメーター変更して使用しています。ただダマシもありますので、ダイバージェンスのサインが出ても鵜呑みにしないようにしてください。